【タイニーハウスDIY③】屋根から漆喰まで|週末DIY・250万円の家づくり
「漆喰塗り、30時間耐久」
vol.3のクライマックスは、この試練でした。
vol.1の基礎、vol.2の躯体と進んできたタイニーハウスづくり。今回は屋根・床・壁、そして内装の漆喰まで。骨組みだった建物が「家」になっていく、変化の大きい回です。
選んだ材料の理由と、やらかした失敗も含めて記録していきます。
▼この連載(全5回)
- vol.1 基礎工事
- vol.2 プレカット建方
- vol.3 屋根から漆喰まで(この記事)
- vol.4 こだわりの丸窓(近日公開)
- vol.5 完成とウッドデッキ(近日公開)
2種類の波板屋根

まずは屋根工事から。垂木(たるき:屋根を支える木材)を、棟木・母屋・軒桁に掛けていきます。

プレカットで切り欠きが入っているので、掛けてビスで締めていくだけ。今回は垂木用の専用ビスを使い、金具の取り付けを省きました。普通のビスを使う場合は、垂木用の金具が必要です。




屋根材は波板。隙間ができないようスポンジを挟みながら張っていきます。
ここでひと工夫。北面は光を通す透明のポリカ波板、南面は黒く塗ったガルバリウムにしました。



床と壁下地

屋根の次は床。大引(おおびき:床を支える太い横木)の上に根太(ねだ)をひき、合板を張っていきます。



床下地が終わったら、壁下地へ。




ここまでくると、もう家ですね。現場に立つたびにニヤニヤしていました。
サッシが入る|部屋から海が見えた日

そしてサッシの取り付け。お世話になっている、さくま建築設計事務所さんの提案で、開放的な4枚扉を採用しました。ここは業者さんにお願いしています。
……そして、その施工の様子を撮り忘れるという失態(汗)。写真は搬入の一部だけ残っていました。




サッシ周りは前後左右を細かく正確に調整しないと、後々大変なことになります。


窓が入った瞬間、部屋の中から見る蛤浜の海が「一枚の絵」になりました。浜の風景の楽しみ方が、ひとつ増えた気がします。
石膏ボードとパテ|漆喰の下ごしらえ

壁下地が終わったら内装へ。石膏ボードを1枚1枚張っていきます。




張り終えたら、継ぎ目・ビス穴・コーナーをパテで埋めて平らにします。
内装の仕上げは漆喰にしました。本来の調湿性能を出すには下地も土壁などが理想ですが、今回は見た目で採用

漆喰塗り、30時間耐久
固まったパテをサンドペーパーで削って面を慣らしたら、いよいよ漆喰塗りです。

まず「シーラー」という下地材を塗ります(この写真もまた撮り忘れました……)。

漆喰は強アルカリ性。素手で触り続けると手が荒れるので、手袋を忘れずに。

そして本番。漆喰は時間差で塗ると仕上がりにムラが出るため、一気に仕上げる必要があります。
見切りを付ければいいんですが、結果「30時間耐久漆喰塗り」が始まりました。仲間と交代しながら、壁をひたすら塗り続けました。




表面の仕上げ方はいろいろあって、コテの跡ひとつにもDIYならではの「アジ」が出ます。大変だったけど、この壁は今でも一番のお気に入りです。
まとめ|vol.3で見えた、家づくりのリアル
屋根・床・壁・サッシ・漆喰。
ただの倉庫のような建物が、この回で一気に「住めそうな家」に近づきました。
次回vol.4は番外編。「白波うさぎ」の丸窓など、どうでもいいけど一番愛着のある、こだわりの話です。
よくある質問
Q. 漆喰は素人でも塗れますか?
A. DIYであればうまーくヌレールが良いです。
Q. 屋根の波板はどう選べばいいですか?
A. 素材によって耐久性が違うので用途に合わせて選びましょう。
Q. サッシの取り付けはDIYできますか?
A. 可能ですが、1mm単位の調整を怠ると開閉不良や雨漏りの原因になります。不安なら、僕のようにサッシ業者に頼むのが良いです。
