折り畳み自転車 Birdy BD-1 Pacific のよくあるトラブル。ハンドルステムが折れた時に格安部品でDIY修理する方法と手順。
古いBD-1をお持ちの方は定期的なメンテナンスを強く勧めます。
本記事は命に関わるような体験をもとに筆者本人のヒヤリハット体験とBD-1を社外部品を使い格安で修理した記事です。
見た目に惚れて乗り始めたBD-1ですが、日頃のメンテナンスを怠ると大怪我につながりますので、定期的なメンテナンスを行いましょう。
BD-1のハンドルポストを5,000円以内で修理する方法
ドイツ製 birdy BD-1
ドイツの英知が育んだ革新的フォールディングバイク
高校生の時に趣味でBMXのフラットランドをしており(広い敷地でクルクル回ったりする競技ジャンル)そのまま10年以上乗ってました。
が、ライフステージが変わり山の上に住み始めると、シフト付きの自転車が欲しい・・・。
コンパクトで持ち運びしやすいやつもいいなぁ・・・。
そんな中、Instagramで見かけたのがbirdyでした。
普通の機構じゃない折りたたみ方に機械好きな僕は心躍りました。でも折り畳み自転車の相場を超えた高価な自転車だったので一瞬にして諦めました。
それから数週間後。たまたまジモティー(ご近所フリマアプリ)で検索かけたら近くで出品している方がいたではないですか!しかも格安!
売り主は引越しする為、ガレージセールをやっていたようです。遅れを取ったら絶対に買われると思い、値段交渉もせずに即アポをとり引き取りに行きました。
乗っていたBMXも中級者用のスペックだったのででジモティー販売しても値落ちせずほぼ0円で乗り換えることができました。
本当にあった怖い話
購入から2年くらい乗っていたある時それは起きました。
駐輪場で自転車から降り、スタンドを立てようとした時。
「ポロッ」
最初は何が起きたかわからず、
あれ?タイヤが真っ直ぐ向かないぞ??なんて思ってしまいました。
左手を離すとハンドルがダラーン
よく見るとハンドルステムが金属疲労で破断してたのです。
駐輪場から自宅までは300mほど。ただ10%近い急勾配をそれなりのスピードを出しながら下って来ていました。崖沿いのカーブもあります。
打ちどころ、落ちどころが悪ければ死亡事故になってたかも・・・。
修理がてらカスタムしよう
部品探し
先ずは、同じ事例がないか調べたら、やっぱり同じ破損事例が出てきました。古いBD-1あるあるなようです。1本のボルトで固定しているタイプの方は要注意です。対策品で4本のボルトで固定するタイプが出ていますが25,800円と修理にはお高い・・・。
アルミ製なので溶接も困難。
純正は高い。
必然的に社外品で対応できないか?となりました。
交換する際、折り畳めなくる問題が発生しますが、今まで一度も折りたたんだ事はないので、安さを選びました。
購入したカスタム用品
ステム
ステムアダプター
シートポストスリーブ
シートクランプ
ハンドルポスト切断
先ずは破断した部分をディスクサンダーで切断し、バリを取ります。
シートクランプで締めれるように縦に切れ目を入れました。
ステムアダプタ&ステム装着
ステムアダプタの径は25.4mm。それに対してハンドルポストは約31mm。
この隙間をスペーサーで埋めます。本当は1枚で完結させたいのですが、こんなに肉厚なスペーサーが無いため2枚かましました。
ただ、サイズを間違えたためめちゃめちゃキツイです(汗)
部品の詳細をあまり知らず1枚目のスペーサーを25.4→28.6にしてしまいました。多分27.2だったらすんなりいってたはず・・・。
ゴムハンマーで叩きまくってなんとか最低ラインまで捻じ込みました。
もはや取れないくらいガチガチに固定されてますが、更にシートクランプで固定します。
ステム&ハンドル取り付け
ハンドル高さ、角度を固定。
既存のハンドルを取り付け、元通り走れるようになりました。
動画はこちら